【熱中症とは!?】
熱中症とは、体の中と外の”あつさ”によって引き起こされる不調を言います。熱中症は幼児やお年寄り、労働中に起こったり、運動中に起こるものなど色々あります。
【熱中症になる環境】
熱中症は、夏に起こりやすいものですが、それだけではありません。運動中においては、体内から大量の熱を発生することや、脱水などの影響により、寒いと される環境でも発生しうるものです。実は、冬でも死亡事故が起きているようです。今年の夏の甲子園では、気温の高い中、接戦で選手たちが熱中症にかからな いか心配していました。8月の炎天下、夏の甲子園球場は、かなり気温が上昇します。しかし…天然芝はグラウンドより表面温度が低く、太陽の照り返しも和ら げてくれるそうです。なんとっ!!天然芝は球児を熱中症から守ってくれているんです。皆さん知っていましたか?
【こんな症状があったら…熱中症の分類】
・熱失神 : めまいがしたり、失神したりする。
・熱けいれん : 暑いなかでの活動中に起こりやすく、痛みを伴った筋肉のけいれんがみられる事があるそうです。
・熱疲労 : たくさんの汗をかき、皮膚は青白く、体温は正常かやや高め。めまい、頭痛、吐き気、倦怠感を伴うこともあり、いわゆる脱水症状によるものだといわれているそうです。熱射病の前段階ともいわれているそうです。
・熱射病 : 汗をかいておらず、皮膚は赤く熱っぽく、体温は39℃を超えることが多いそうです。めまいや、頭痛、吐き気、意識障害、けいれんなどを伴うこともあるそうです。
【ワンコも熱中症にかかります】
犬は、暑さには弱い動物です。犬には、汗腺がないため、体温の上昇時にヒトのように汗を出して体温を下げることができません。そのため口をあけて、空気を体内に出し入れすることで体温を調節するそうです。
温度が高い所や、暑い日に直射日光を浴び続けたりすると、犬の体温は急激に上昇して、下がりにくくなってしまいます。こうなった時には、すぐ体温を下げてあげないと、死亡する危険性もあります。
暑い日は特にワンコの様子をチェックして、呼吸や行動に異常がないか、確認してあげてください。初期症状は、大量のよだれやはげしい呼吸です。
また、直腸体温が40~41度くらいに上昇し、脈拍が速くなったり、口の粘膜が鮮紅色に染まったりするそうです。
気温や湿度の高い日に、急にあえぎ呼吸をはじめたり、体温が急激に上昇したり、ショック症状やひどい下血などがみられた際には応急処置として、すぐに風とおしのよい場所に移すか、窓をあけるなどをして、換気をしてあげて下さい。
次に水をかけたり、水でぬらしたタオルを体にかけたりして、体温を下げてあげて下さい。口のよだれをぬぐって、呼吸しやすくしてやったり、水をほしがったら、どんどん飲ませてあげてください。
皆さん暑い中、外へ出られる方、家で過ごされる方、様々ですが水分摂取を心がけて下さいね。また、家族の一員であるかわいいペットの状態も見てあげてください。
2006.08.18