9月も残りあとわずかになりました。最近は空気が冷たくなり、朝晩は冷えて寒いですね。また、湿度もつい最近までは高く、じっとりとしていましたが、秋になり、とても過ごしやすい気候になってきました。
しかし、この時期からだんだんと風邪をひくかたが増えてきます。気温・湿度共に下がってきているため、風邪をひかないように日頃からの注意が必要です。
そこで今回は、風邪を予防する方法をお話していきたいと思います。
【なぜ、風邪をひくのか?】
風邪の予防に一番効果的なことは、手洗いとうがいです。風邪を患う過程を考えれば、手洗いとうがいの重要性が分かると思います。
まず、寒い時期に風邪が流行るのは、空気が乾燥し、ウイルスが生きやすい環境になることと、気管が乾燥し、雑菌を洗い流す機能が低下してしまうことが1 つの要因にあげられます。また、手を洗わずに口元に触れたりすることでウイルスが体内に侵入し、風邪をひきやすくなります。
【必要性】
手洗いは、石鹸をよく泡立てて手をこすり、よく洗い流すという方法が一番いいとされています。そしてうがいについてなんですが、喉の炎症がある方が病院に行くと、お医者さんからヨード液を処方され、これを水で薄めてうがいを1日○回してください、と言われますよね?
私も、昨年の夏ごろまでは、それが一番効果的だと信じていましたが、昨年の10月頃、以下のようなことが発表されました。
風邪の予防には水でうがいすることが効果的であることを、京都大保健管理センターの川村孝教授(内科学・疫学)らが全国調査で確かめた。
水のうがいで風邪の発症率が4割低くなったが、ヨード液(イソジンうがい薬など)のうがいには明確な予防効果はなかったという。
なんでも、ヨード液(イソジンうがい薬など)でうがいをすると、日頃から存在している常在菌まで消毒してしまうのだとか・・・。
そして水(水道水)でうがいをすると効果が現れた理由として、塩素が水道水には含まれており、それが効果的らしいです。
みなさんも、この行楽の季節に風邪をひいてしまい、家でおとなしくしなければならない、というような状況にならないためにも、手洗いとうがいを習慣にしましょうね。
2006.09.29