もうすでに始まっていますがこの4月から“特定健診”が義務付けられていますね。
この“特定健診”メタボリックシンドローム対策が柱となっていますが、実際どんな取り組みかご存知でしょうか?
特定健診の対象者は40歳以上の方となります。検査の結果、メタボリックシンドロームと判定された方は、その程度に応じて3段階にレベル分けされ、それぞれ保健指導を受けることになります。
メタボリックシンドロームに関してはご存知の方も多いとは思いますが詳しくはリハネットホームページ「健康コラム」のバックナンバーにあるのでどうぞご覧ください。
https://www.rehanet.co.jp/mailmag/backno/vol_32.html
この健診は検査の項目がたくさん増えるというよりは、従来の検査の中に新たな基準値が設けられ、基準値を超える項目が多いほど重度のメタボと判定されるような健診になっています。
今までの健康診断では病気の人を見つける事が目的でしたが、これから行われる特定健康診査では、病気になりそうな人を見つけて医療関係者が早期に介入し、病気を予防することが主な目的になっています。病気を未然に防ぐための診断と言えます。
診断基準に沿って複数のリスクを持つ受診者に対しては、医師、保健師、管理栄養士などによる特定保健指導が行われます。内容は、医師、保健師、管理栄養 士が、対象者とともに、対象者の生活習慣を振り返り、減量や運動などの個別の行動目標を設定します。行動目標を達成するために、対象者が取り組むことがで きる範囲で、必要となる運動や食事療法等の行動計画を作成し、目標達成に向けたサポー
トを行います。
特に積極的な支援の対象者には3か月以上の継続支援が行われるので、行動計画の達成度合もチェックされます。
2008.04.11