最近、何かと話題になっている「メタボリックシンドローム」。お腹周りが気になっている方も多いのではないでしょうか?
メタボリックシンドロームの予防と対策には、「食生活」と「運動習慣」を改善し、脂肪を燃焼させて肥満を解消することが必要です。
今回は「食生活」に焦点を当ててお話したいと思います。
ダイエットの基本は「消費カロリー>摂取カロリー」です。しかし単に食事の量を減らしたり、一種類の食品しか摂取しないダイエット方法では、結果的に健康を損なうことになります。
まずは理想的な食事を心がけましょう。
1.1日3食、規則正しく食べる
2.三大栄養素(タンパク質、脂質、糖質)をバランスよく食べる
3.自分の年齢、体重、活動量に見合ったカロリーを摂取する
とはいえ、仕事や家事に追われ忙しい日々の中、「食事はもっぱら外食」、「買い物はコンビニ」という方も多いと思います。
食生活でダイエットなんて無理、と諦めていませんか?コンビニ食も選び方次第でダイエットの強い味方になるんです!
●カロリー、栄養成分をチェックする
コンビニで売られている食品のほとんどには、カロリーや栄養成分が表示されています。カロリーオーバーを防ぎ、必要な栄養素が満遍なく取れるような食品を 選びましょう。ダイエットには代謝を上げるビタミンB群やビタミンEが含まれているものがおススメです。
ダイエット中の一日の摂取カロリーとしては目標体重×25~30kcalが目安です。(ただし、基礎代謝を下回らないように)
●単品ではなく副菜などを組み合わせる
おにぎりだけ、カップ麺だけなど、単品メニューでは栄養バランスが偏ってしまいます。おにぎりにお浸しや煮物を加えるなど品数を増やし、多くの栄養を取るよう心がけましょう。品数を増やすことで視覚的にも満足感を得ることが出来ます。
副菜では切り干し大根、きんぴらごぼう、ひじきの煮物などが食物繊維が豊富でお腹もちもいいので、おススメです。煮豆や豆腐などの豆類は、代謝アップや脂肪燃焼効果、便通促進などの栄養素が豊富に含まれており、低脂肪高たんぱくでダイエットの強い味方です。
●食材の種類が多いものを選ぶ
冷やし中華やパスタサラダなどの麺類はバリエーションも多く、色とりどりの野菜や海藻などがのっていて、多くの栄養素を一度にとることが出来ます。
●パン食を選ぶポイント
パン食では肉や魚などのたんぱく質が不足しがちです。コロッケやチーズ、ツナが入ったサンドイッチにするなど、たんぱく質を補いましょう。
野菜サラダや野菜ジュースも一緒に取ると栄養バランスがよくなります。
また菓子パンは油脂や糖質がふんだんに使われているので高カロリーのものが多く、食べ過ぎには気をつけましょう。ゴマ・クルミ・レーズンが入ったパンやあんぱんなどは栄養が豊富です。
●サラダを選ぶポイント
野菜や海藻類、春雨などを主としたサラダは低カロリーでおススメです。
積極的にとるようにしましょう。
ポテトサラダ、マカロニサラダ、スパゲッティサラダなど、炭水化物や
マヨネーズとの組み合わせは高カロリーです。おにぎりやパンと一緒に
食べるのは避けましょう。
●お弁当を選ぶポイント
ご飯の量が1/4程度で、主菜になる魚かお肉が一種類、その他の付け合せ野菜やおかずなど、できるだけ多品なものを選びましょう。さらにお味噌汁やスープ をつければ満足感が得られます。7割がご飯で残りの3割に揚げ物と焼き魚のみといったお弁当は炭水化物や油分が多く、太りやすいため避けるようにしましょ う。
コンビニを上手く活用し、健康的な食生活を送りましょう!
2008.06.13