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 10月10日は「目の愛護デー」ですね。ということで、今月は目についてお話したいと思います。
 パソコンの普及に伴い増えてきたのが、眼精疲労です。仕事などで1日の大半をパソコンの前で過ごす方は注意が必要です。スマートフォンやタブレット機器も基本的な仕組みは同じなのでパソコンと同様に気をつけてください。
パソコンによる目の疲れの原因を知り、適切なケアを行いましょう。

主な原因と解決ポイント

1.緊張し続ける目の筋肉
 目は、物を見る時にピントを合わせようと働きます。この時に使われるのが目の筋肉です。長時間パシコン画面を見ていると、この筋肉はずっと働き続けているので、緊張状態が続き、目が疲労してしまうのです。
解決ポインは長時間画面を見続けないことです。休憩をこまめに取るようにしましょう。

2.ブルーライト
 パソコン画面から発光されるブルーライトは目に見える光(可視光線)のなかでもエネルギーが非常に強い光で、その強さは目の網膜にまで届くほどです。その上、光が目の奥で散乱しやすいため目のチラつきを感じやすく、疲れ目を生じさせます。
 解決ポイントはブルーライト対応のメガネを使用する、フィルターを使用しブルーライトをカットすることです。最近ではパソコンモニター自体にそのような機能が付いているものもあるので、長時間パソコン作業をする方にはオススメです。

3.ドライアイ
 パソコン画面を長時間見つめ続けると、瞬きが減り、目の表面が乾燥します。また、作業室内のエアコンやコンタクトレンズの使用は、ドライアイを助長します。ドライアイの症状で一番多いのは疲れ目ですので、パソコン作業で目が疲れると感じたら、まずドライアイを疑いましょう。
 解決ポイントは瞬きを定期的に意識して行うことです。また室内の乾燥を防ぎ、必要な際は加湿しましょう。また目薬の使用も効果があるでしょう。

4.画面の明るさ
 パソコンを使用するときの画面の明るさ(輝度)も目に影響を与えることが分かっています。最近では美しい画像を表すために高輝度な製品が多く、それが目の疲れを引き起こすことがあります。
解決策はパソコンの画面の明るさを調整し、可能な限り明るさを落とした設定にしましょう。
 
5.姿勢
 意外と知られていないのが、姿勢による目の疲れ。特にパソコン作業などで長時間姿勢の悪い状態が続くと、目に負担がかかります。
解決策は背筋を伸ばした正しい姿勢、パソコン画面は50cm以上離して見ることを心がけましょう。

 異常を感じたら、早めに専門医を受診することをオススメします。

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