ぐっすり眠れていますか?「ついつい夜更かししてしまう」、「仕事が忙しくてあまり眠れない」など、なかなかぐっすりとはいかない方もいるのではないでしょうか?しっかり寝ないと次の日に疲れを持ち越したりして、仕事や私生活に良い影響をおよぼしません。今回は睡眠・不眠についての理解を深めていきたいと思います。
【寝ないとどうなる?】
睡眠が不足すると心・脳・体に大きな悪影響をおよぼします。下に記したように、精神面では怒りやすくなったり、何かをする気力が低下してきます。脳におよぼす影響では集中力・記憶・学習能力の低下につながるので、受験勉強や仕事の効率も悪くなってしまいます。身体面では運動能力が低下し、循環器の機能も低下するため生活習慣病につながったりします。また、免疫力も低下するため風邪を引きやすくなったりなど病気にかかりやすくなってしまいます。
心:感情コントロールの低下、創造性の低下、意欲の低下
脳:集中力低下、記憶・学習能力の低下
体:運動能力の低下、免疫力の低下、生活習慣病、循環器系機能の低下
【不眠症について】
不眠といってもいくつかのタイプに分けられるそうです。なかなか寝付けない「入眠困難」、夜中に目が覚めてしまう「中途覚醒」、必要以上に朝早く目覚めてしまう「早期覚醒」、寝ているはずなのに寝た感じがしない「熟眠不全」の4タイプに区別され、これらを総称して「不眠」と呼ぶそうです。最初はどの不眠かに分けることも出来るようですが、不眠が進むにつれて区別がつかなくなるそうです。そうなる前にきちんと対処していきましょう。
【不眠解消!】
不眠を解消するためにはやはり、寝ることが大切です。心地よい眠りを誘うためのテクニックをご紹介します。
1.朝目覚めたら太陽の光を浴びよう!体内時計がリセットされ、寝るのに良い時間帯に眠気がさしてきます。
2.昼間の仮眠が効果的!15~20分くらいの軽い睡眠が心・脳・体をリフレッシュさせます。上司・先生に怒られない範囲で寝てくださいね!
3.カフェインを上手く利用しよう!コーヒーや緑茶、紅茶に含まれるカフェインは脳を刺激し、覚醒させる働きがあります。
4.夕方が勝負!昼過ぎの眠い時間帯が過ぎれば、体は自然と覚醒してきます。その時間帯を利用して勉強・仕事の仕上げや、デスク周りの掃除をやってしまいましょう!夜とのメリハリをつけるのが良いみたいです。
5.寝る前に運動しよう!寝たい時間の3時間程度前までに軽い運動をして体温を上げておくと、眠りに必要な体温低下が効率的に起こるそうです。
【これには注意!】
それは寝酒です。適量のアルコールは睡眠を促すかもしれませんが、アルコールは飲み続けると体に耐性がつくため自然と飲む量が多くなります。こうなると健康を害する危険があるので、極力お酒に頼らない方が良いでしょう。
2006.02.17