【侮ってはいけない、怖い怖いインフルエンザ】
気温が下がり、空気が乾燥し始めるこの時期、風邪やインフルエンザの集団感染が発生しやすくなり警戒が必要です。風邪の感染の原因はほとんどがウイルスで、200種類を超えるともいわれます。冬に流行するインフルエンザもその仲間ですが、普通の風邪とは違い死亡の危険性もあり油断は禁物です。急に39度を超える高熱や頭痛、筋肉痛、関節痛などの全身症状が出るのが特徴で、感染者のくしゃみ、咳などで菌が飛び散り、吸い込んだ人の免疫に勝ったウイルスが気道粘膜の細胞内で繁殖し発症するそうです。
予防策としては、ワクチン接種のほか次のことをこころがけましょう。
●外出時はマスクをする
●帰宅時には手洗い・うがいを実行する
●睡眠を十分とり栄養に気を配る
●室内を適度な湿度に保つ
●人込みを避ける
などがあげられます。もし、かかってしまったら休養が第一。菌をばらまいて、他人にうつさない気配りも必要ですね。
体力のある大人なら一週間ほどで回復するようですが、医療機関での早期治療も大切です。特に合併して起こる乳幼児の脳症や脳炎、高齢者の肺炎は死に至ることもありとても注意が必要なようです。インフルエンザのワクチンは「効かない、副作用がある」などの不評を買い、94年に学校の集団接種が中止され、任意摂取となりました。ワクチンはシーズン前に流行するであろうウイルスのタイプを予測して生産されているようですが、最近では的中率も上がり効果が期待されているようです。
2006.02.10