6月に入り、日中は気温の高い日が続いていますが、みなさんいかがお過ごしでしょうか?
さて、この時期になると室温・湿度が高くなり、心配になってくるのは『食中毒』だと思います。今回は、この『食中毒』についてお話していきたいと思います。
【食中毒の原因】
食中毒は、食品についている菌・ウィルスがある一定の環境がそろった時に増殖し、それが人の体内に入り、下痢や嘔吐・発熱などを引き起こします。 主な 食中毒菌として、ニュースなどでよく聞く、腸炎ビブリオ、サルモネラ、病原大腸菌、ボツリヌス菌などがあげられます。
【主な対策】
先の食中毒の原因のところで記した菌は、実は全て加熱することによって殺すことが可能です。
赤ちゃんの哺乳瓶を煮沸消毒するのもこのような効果があるからです。つまり、生ものを切った包丁やその時に使用したまな板など、洗剤だけでなく、熱湯を かけることで、洗剤では落としきれなかった菌やウィルスを殺す効果があります。また、手洗いも非常に効果的です。手のひらに常時ついている菌の数は、トイ レの座面と同じ数ということを知っているでしょうか?手を洗わなくても口の中に入れなければ大丈夫と思っても、知らず知らずのうちに、私たちは口元に手を つけています。トイレの座面と同じ数の菌が口元に運ばれていると考えると、手をよく洗ったほうが清潔であり、食中毒も防げるかと思います。
これから食中毒本番になる季節ですので、これらの事を参考にぜひ心がけてみてください。
2007.06.08