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夏バテ防止の食生活

~夏は、やっぱり夏野菜~

梅雨明けも一段落し、もうすっかり夏本番の暑さが日本を覆っています。
節電モードですので、エアコンを我慢して扇風機でしのいでおられる方も多いのではないでしょうか。

ただ、暑さの中で我慢していると食欲が沸かないため、素麺などのあっさりとしたものを中心とした食生活になりがちです。しかしそ れだけでは補給は不十分。栄養バランスが偏り、健康維持には危険信号。そこで今回は食生活のポイントとして夏野菜を取り上げます。夏を健康に過ごす食生活 の一助になればと思います。

さて、夏野菜は多くがみずみずしく、夏のトラブル、夏バテ対策に有効な栄養成分を
多く含んでいます。また、共通しているのは、ビタミン類が豊富であることと、「苦み」や「辛味」「甘み」「酸味」など味が多彩で、しかも清涼感を得られるのが特徴です。

1 トマト~類まれなる栄養バランス~
リンゴ一つで医者いらずと言われますが、トマトにも『トマトが赤くなれば医者が青くなる』の格言があるほど栄養バランスが良いのです。ビタミンCはもちろ ん、カロテン・ミネラル・食物繊維も豊富。また、トマトに含まれるリコピンは免疫力を高め抗酸化作用が強く、がんや老化予防だけでなくメラニンの生成を抑 え美白効果も期待できるという万能ぶり。酸味に含まれるクエン酸・リンゴ酸は胃酸の分泌を促して食欲増進効果もあります。まさに王様。

2 キュウリ~96%水分の威力~
カリウムが豊富で利尿作用がありますから、むくみの解消に効果があります。ほとんどが水分ですから渇きを潤して、体温調節作用に役立ちます。栄養的には高 くないのでヘルシー。なお、夏の露地栽培のキュウリは冬ものよりビタミンCが2倍以上になり、ぬか漬けにするとビタミンB1が大幅に増えるというのも、夏 に食べると効果倍増の証です。

3 ピーマン~良薬だからこそ、口に苦し~
子ども泣かせの野菜ですが、ビタミンA、ビタミンCやβ-カロテンを多く含みます。
このビタミン成分は緑色のときよりも熟して赤や黄色になったときの方が増加するといわれています。また、フラボノイドが含まれており、これがビタミンCの 熱による破壊を軽減していると考えられています。このため、炒め物などにするとレモンよりも遥かに多くのビタミンCが摂取できるとされ、夏バテの防止など に効果があります。

4 オクラ~そのネバネバ、効果アリ~
オクラといえばネバネバ。その刻んだ時にぬめぬめした粘り気の正体は、ペクチン、アラピン、ガラクタンという食物繊維で、コレステロールを減らす効果があ ります。他の栄養素もビタミンA、B1、B2、C、ミネラル、カルシウム、カリウムなどが含まれ、夏バテ防止だけでなく腸を整え便秘・下痢防止の効果が期 待できます。

5 大葉(しそ)~脇役だからと侮るなかれ~
主に香味野菜として使われる大葉ですが、カロチンが豊富に含まれるほか「αリノレン酸」という必須脂肪酸も含まれ、体内で血液をサラサラにするEPAや、 中性脂肪を減らすDHAに作り変えられるのが特徴です。コレステロールを下げる効果がある。さらにしその含有成分である「ロズマリン酸」には血糖値上昇の 抑制効果もあるため、ダイエット効果も期待できます。

なお、夏野菜はわりとサクサクと噛めるものが多いですが、高齢者の方には、調理に際して薄切りや細かく刻むなどの細かい配慮をすればなお良いでしょう。

以上、夏の食生活のご参考まで。ほどよく食べて、暑さを乗り切りましょう。

2011.07.18

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