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特に太ってもいないのに、なぜかブーツが入らない。

マッサージをこまめにしても、どうも足の細やかさは戻らない。代謝がよくないのかなぁなど、悩みは尽きないものです。

おしゃれをするにあたっての女性の天敵、それが「むくみ」という代物です。

今回は秋のファッションを最大に阻害する要因「むくみ」を理解して、退治する参考になればと思います。

「むくみ」とは

いきなり理科チックになりますが、私たちの身体は、心臓から送り出されてきた血液が動脈を通じて毛細血管に行きわたります。

その一部が血管の外に滲みだし、皮下組織にある細胞に栄養分を渡していくのです。

そして、細胞を通った血液が最終的には静脈に入って心臓に戻るのです。この学生のときにならった「循環」が、体の中で年中無休で続いているのです。

さて、この、細胞で使われた水分の約9割は静脈で処理しますが、残りの1割の水分はリンパ管で処理します。このリンパ管では同時にたんぱく質や脂肪なども同時に処理します。

ただしこのリンパ管、血管に寄り添っていますが細いのでいっぺんに処理できません。そのため溢れた水分が細胞間に溜まるのです。

これこそ「むくみ」なのです。そう、ここでお気づきのように、あくまでリンパ管は調整役であり、むくみの解消に対しては静脈が主役と考えたほうがよいのです。

「むくみ」の解消のために

人間が二足歩行になった時代から、むくみは始まったといっても過言ではないでしょう。

心臓から足元までの距離を、重力に抗って血液を循環させないといけないのですから、心臓の負担も大きくなり力が必要になっています。

そのため、横になればむくみはおさまります。場所が許されればの話ですが、日中のむくみ解消には「横になること」

また、足を上げて血液の循環を助けることです。昼の休憩は健康に良いのです。しかしながら、なかなか出来ない環境のほうが多い日中。

であれば、押し上げる力を増強することでしょう。足の筋肉が収縮すれば静脈が圧迫され、ポンプで押し出される原理です。

足首の屈伸なども効果があります。色々出ている医療用の弾性ストッキングも試してみる価値はあるでしょう。

また、深呼吸をするなど、間接的に静脈やリンパ管を刺激して流れを良くする工夫もあります。

その他、大声で話したり大笑いすると、自律神経があるリンパ管を刺激することになり、動きを活発化させるのに寄与するのです。

なお、リンパマッサージのコツは、体の中心に近いリンパから流れを良くしてあげましょう。

また、マッサージをするときは指先だけではなく両手のひら全体を密着させましょう。力を入れすぎず広い面で皮膚をずらす程度の力で。

いろいろ解消の手段はありますが、日々の生活で明るく、楽しく、人と接して健康的に体を動かし、大きな声で話したり笑う、実はそれがむくみの解消の最良手段かもしれませんね。

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