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 思わぬ油断から食中毒は発生します。

 特に飲食店や学校給食においてはニュースで報道されますが、実は家庭でも全体の2程の発生率があるのです。

 細菌やウイルスの食中毒は、実は季節・ところ選ばずなのです。

 そんなことわかり切っているとおっしゃる前に、もう一度食中毒の防止のため、家庭での食品のサイクルを中心におさらいしておきましょう。

食品を買う

 生鮮食品は消費期限をチェック。肉や魚の汁漏れは厳禁です。

 また、買った後に寄り道をしてせっかくの生鮮を台無しにしないように、です。

保存する

 冷凍・冷蔵が必要な食品は帰宅後には「速やかに」冷凍・冷蔵庫に収めましょう。  保管場所が満杯にならないように、買い物の量にも注意です。容量の腹八分目ならず70%が目安かと考えます。

調理の前の下準備

 台所の清潔確認をしておきましょう。ごみは乱れて置かれていないか、タオルやふきんは取り替えているか、石鹸はあるか、など。

 また、生ものを扱う際には「手」は細心の注意を払いましょう。さらに、調理器具や食器が生ものと野菜に被らないよう、使い分けも大事です。

 さらにさらに、凍らしている食品は剥き出しで自然解凍は避けましょう。もし菌がいた場合、増殖するおそれがあります。

料理する

 加熱が必要な食品はしっかり加熱すること。中心温度は75度以上あり、その温度で1分間以上の加熱がベスト。電子レンジを使う場合にも、機械万能主義を捨て、調理時間や熱伝導の多さ少なさを見越して面倒がらず「かき混ぜる」などアナログの作業を厭(いと)わないように。

食べる

 食べる前に手を洗うというのは小学生だって知っています。手・器具・食器は清潔であること が基本です。

 温かい料理と冷たい料理、それぞれその温度には意味があります。忠実に守りましょう。 食べる前後で食品を常温に晒しておくのはご法度と心得られたしです。

残り物

 時間の経過は見逃さず、少しでも怪しいものがあれば決して口にしないことです。勿体無い オバケは、ここでは非常識な選択ですよね。

 なお、食中毒の予防三原則は、菌をつけない、増やさない、退治する、です。 口に入れるものは、体の一部となるのですから、毒を食らわば皿までなんて、ご免こうむりたいものです。

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