今年の8月は、特にとんでもないペースで台風が発生していますね。
皆様は最近、体調が悪い、鼻づまりや鼻水、頭痛やむくみ。
そんな症状ありませんか??
それは、台風アレルギーかもしれません。
実は、「気象病」の一つであり、気象病は台風だけではなく、
普段の天気の変化による気圧の変動が原因で体調不良が起きる病気です。
台風が近づくときは、特に気圧の変動が激しく、普段の生活では不調を感じない人でも
台風の時には特に大きく体調の異変を感じやすくなる可能性があります。
そんな方へ!!!
台風による気圧の変化への対処は可能ですよ!
「低気圧」の影響で、、、などと天気予報でも言われている通り、
台風がくると気圧が大きく変動します。
症状
台風アレルギーには、以下の症状が起きることが多いようです。
主な症状は、
①鼻づまり
②咳
③頭痛
④喘息
⑤むくみ
⑥だるさ
⑦やる気がでない
体がずんと重くなり、起き上がるのも困難になるような、強い症状がでる人もいます。
原因
普段なにも気にしてはいませんが、私たちの体は”体外の圧力”を常に受けながら生活しています。
低気圧がくることで、外の気圧が低くなると、体にかかる圧力が少なくなり、体のいろいろな部分がむくんでしまうのです。
むくみは、足や顔以外にも、血管や粘膜など体の機能をつかさどる部分にも影響を与えます。
本来は、耳の鼓膜の内側にある”内耳(ないじ)”という部分で、
気圧の変化に対して体の組織を調整するしくみがあるのですが、
内耳が敏感な人は気圧のちょっとした変化でも、うまく調整しきれなくなり
体調に変化を及ぼします。
また、気圧が低くなり、鼻などの粘膜が腫れると鼻がつまり、血管から水分が外へ出やすくなることで鼻水がでます。これを台風アレルギー性鼻炎と言うそうです。
さらに、喉周辺の血管が膨張すると気道を圧迫して、喘息や咳が起きやすくなります。
血管が膨張することで、頭痛がおこりやすくなります。
気圧の変化は自律神経にも影響を及ぼすと言われています。
自律神経は、体のさまざまな機能を調整していますので、自律神経の崩れが影響すると、
だるさや眠気などを起こす場合もあります。
このように気圧の変化で、体調を崩してしまう可能性が十分にあります。
症状を緩和すると言われている方法
①耳のマッサージ
1.耳に手の平をあてて、にぎる
2.上下と外側にひっぱる
3.引っ張った状態で、5秒間キープ
4.もどしたら、耳をゆっくり5回まわす
上記を1日3回を目安に行いましょう。
②湯船での入浴
シャワーではなく、ゆっくり湯船につかり、自律神経を整える。
体が温まるまでの時間や湯温は個人差がありますので、ジワっと汗がでてくるのを目安として調整します。
③適度なストレッチ
肩をまわして、肩甲骨を動かすなど、簡単なものでも十分です。
④水分補給
こまめに水分を摂ることが大切です。
⑤食事はバランスよく
野菜やたんぱく質をバランスよく摂りましょう。
⑥自分に合った睡眠時間
睡眠不足の状態が続くと、ちょっとした変化で自律神経も乱れやすくなります。
人によって、症状の強さは、様々です。
気圧の変化に弱い人は、普段から体調が悪くなりがちですし、
あまり周りに理解してもらえない病気でもあります。
対策を知り、少しでも穏やかな生活を手にしていただければと思います。
まだまだ、夏を楽しみましょう!!!