暦の上では夏から秋へと移り変わり、
日に日に秋の気配が漂ってくると思っていたけど・・・・・。まだ、暑い!!!!
近年、9月でも猛暑日が続くなど、以前よりも長期間、体は暑さで酷使され続けています。
秋といえば、食欲の秋・スポーツの秋・読書の秋など、楽しいことが目白押し!
だけど・・・
「過ごしやすい季節のはずだけど、体が思うように動かない」
「食欲不振や頭痛が気になる・・・」
最近、そんな悩みを持つ方は「秋バテ」かもしれませんね。
秋バテは、免疫力低下を招きます。
免疫力が下がると冬に流行する風邪やインフルエンザにかかりやすくなるので、
事前に対策をしておくと良いかもしれません。
「症状」
秋バテには、以下の症状が起きることが多いようです。
主な症状は、
①だるい(倦怠感)
②疲れが取れない
③思考力や集中力の低下
④食欲不振
⑤胸やけ・胃もたれ
⑥肩こり
⑦頭痛
⑧めまい・立ちくらみ
⑨眠れない
⑩抜け毛(夏の間に頭皮が紫外線を受けた影響)
秋バテは夏バテの症状とよく似ています。
夏バテのおもな症状は、食欲不振と全身のだるさや倦怠感ですが、
秋バテは肩こりや抜け毛などのさらに具体的な症状も現れるようです。
暑さが落ち着いてきたのに、、、
なんとなく調子が悪いなと感じたら秋バテの可能性があるので、気をつけましょう。
「原因」
夏バテの一番の原因は冷たいものの取りすぎで体のバランスを崩すことですが、
秋バテの原因は、季節の変わり目で起こる自律神経の乱れが大きいといわれています。
自律神経が乱れるとストレスを溜めやすく、体にさまざまな不調をきたしてしまいます。
では、なぜ自律神経が乱れるのでしょうか。
自律神経の働きに大きく影響を与えるものの一つに、気温があります。
これは自律神経には気温変化に対応して、体温調節や代謝の働きを調整する役目があるためです。
夏の間、私たちは35度近くある屋外と、エアコンが効いて25度前後になった屋内という10度近い気温差の中を行ったり来たりしています。
これが少しずつですが、確実に体、そして自律神経に負担を与えているようです。
ひと昔前と比較して長期に渡って連続する猛暑日や、真夏の平均気温が高くなったため、
知らないうちに体を酷使していることが挙げられます。
夏の疲れが抜けないまま秋に突入すると、季節の変わり目による気温の変化で、
自律神経の負担はさらに増加します。
屋内外の変化だけではなく、朝と夜という時間帯ごとの気温差にも対応するうちに、
自律神経が乱れてしまうようです。
秋バテ対策1)食事をチェック!!
①1日3食、できるだけ同じ時間帯に食事を摂る。
②ゆっくり噛んで食べる。
③汗で排出されやすいミネラルを積極的に摂取する。
④体を温める食べ物とビタミン・ミネラルが豊富な食べ物。
→免疫力向上の効果が期待できます。
○体を温める食べ物・・・しょうが(根しょうが)、にら、ねぎ、唐辛子
○ビタミン・ミネラルが豊富な秋の食べ物・・・かぼちゃ、さつまいも、さんま、鮭、梨など
秋バテ対策2)飲み物は、ホットドリンク!!
温かい飲み物による体温上昇は、
自律神経を整えるほか、胃腸の消化機能や血流を改善する効果があります。
ただし、ホットコーヒーなどカフェイン入りの飲み物は、
胃酸の分泌を促すので避けるほうが良いでしょう。
どうしても飲みたいときは、食事中や食後に飲むようにします。
秋バテ対策3)屋外と屋内の気温差を5度以内に!!エアコンチェック!!
その日の気温をチェックし、屋外と屋内の気温差が5度以内になるよう、
心がけましょう。
下半身の冷えは胃腸の機能低下を招きます。
オフィスなどで、肌寒いと感じたときは、
ひざかけ等でこまめな体温調節をすることも大切です。
秋バテ対策4)階段昇降から始める運動習慣!!
運動習慣を取り入れることで、自律神経の機能が改善されます。
1番おすすめなのは、20~30分程度のウォーキング。(大股で早歩き)
秋バテ対策5)お風呂でリフレッシュ!!
ゆっくり入浴時間をもうけましょう。
38~40度のぬるめのお湯に20分ほど浸かるのがおすすめです。
湯船に浸かることによって、
血流改善や質の良い睡眠、胃腸の機能向上の効果が期待できます。
秋バテ対策6)朝起きたら、まず日光浴!!
日光浴の目安は30分。
(ウォーキングや、何もせず太陽の光を浴びるだけでも充分効果があります。)
スムーズに眠りやすい体作りを助けてくれます。
季節の変わり目に眠れない方は、是非、おすすめです。
季節に合った工夫を日常に取り入れることで、体調を整えることが出来ます。
食欲の秋を、おいしい旬の食べ物と共に、満喫しましょう!!