めまいやふらつきの原因はさまざまです。
・片頭痛(偏頭痛)に伴って発生する場合
・過労やストレスといった生活習慣が原因で起こる場合
めまいの予防法や対策をご紹介しますので、毎日を元気に過ごしましょう。
『片頭痛の症状として、めまいやふらつきが現れる場合』
片頭痛は単に「頭が痛い」というだけでなく、それ以外の複数の症状や不快感を伴うことがあり、めまいやふらつきもその一つです。
①めまいと同時に耳鳴りがする、聴力が落ちたといった場合は、耳に原因がある可能性が考えられます。
②両側の耳で耳鳴りがする場合は、耳に原因があるのではなく、片頭痛に伴う頭鳴(ずめい)という症状の可能性があります。
また、ろれつがまわらない、体の片側が麻痺する、立っていられず歩けない、突然の激しい頭痛がするといった症状が一つでも該当する場合は、すぐに受診してください。
特に病気ではないのにめまいやふらつきが起こることもあり、
過労や睡眠不足、ストレスなどにより自律神経のバランスが崩れることも原因になります。下記に、片頭痛に伴うめまいや、毎日の生活習慣から引き起こされるめまいの対策について、
ご紹介します。
「めまいやふらつきが気になる人の4つのセルフケア」
①めまいが起こったときに!
急にめまいが起こると、焦ってしまい、転倒や事故につながらないとも限りません。
屋外にいるときにフラフラとしたら、手すりなどにつかまるか、どこかに腰かけます。
深呼吸して気分を落ち着けるのも効果的です。
家の中にいるときは、静かな暗い部屋で横になってください。
光や音を避けて安静になるのがおすすめ。
②体を動かす習慣を身につけて、めまいも片頭痛も予防!
めまいや片頭痛に悩む人は、「運動しないほうがよいのではないか」と思われがちですが、
気分が良い日は、ウオーキングや自転車などを、30分程度、汗ばむ程度してみましょう。
運動にはストレスを解消する効果があり、筋肉量の維持はふらつきや転倒の予防にも役立ちます。
片頭痛の予防には、首から肩にかけてのストレッチが効果的とされています。
両手を持ち上げての背伸びなど、両腕を大きく動かす動作が、効果的です。
③入浴でリラックス!
過労やストレスにより交感神経が活発になり続ける生活は、自律神経のバランスが崩れ、めまいが起こりやすくなります。
めまいや片頭痛が起きていない日は、熱すぎない38~40℃ぐらいのお湯をはった湯船につかり、緊張をときほぐしましょう。
④規則正しい生活リズムでめまいや頭痛が起きにくい体に!
睡眠は体の疲労を回復させるほか、脳を休める働きもあるので、睡眠時間の確保は大切です。
朝食を抜くと血糖値が下がり、片頭痛を招きやすくなります。
毎日決まった時間に起床し、規則正しく食事をとることで、
体のリズムを整え、めまいや片頭痛が起きにくい体を育みましょう。
季節の変わり目は、気温の変化などで身体が戸惑うことがありますが、
少しずつ衣服も衣替えして、のんびりと、お出かけして気分転換をしてみてください。